kazz の数学旅行記

数学の話題を中心に, 日々の知的活動の旅路を紹介します.

耳の遠い家族への接し方~耳の扉~

この記事は、高齢のご家族をお持ちの方にとって、大切なことを含みます。

 

Yahoo! の僕のブログの 2017年11月18日の記事から転載します。

 

 

 

僕は、高齢の両親と同居している。

 
とはいっても、本当に歳を感じさせるのは、父の方だけで
 
母の方はまだまだ、といった感じだ。
 
 
 
 
 
父はすっかり耳が遠くなってしまった。
 
 
 
 
 
そこで今回は、耳が遠くなるという現象をよく知っておくと、
 
耳の遠い人とのコミュニケーションが、
 
ある程度スムーズに行くかもしれないと思い、
 
この記事を執筆する次第です。
 
 
 
 
 
 
人間の耳には、機能上、見えない扉のようなものがついているのです。
 
よく、物事に没頭していると、周りの声が聞こえない、といった、
 
そういうご経験をされた方は、いらっしゃると思います。
 
それは、耳の扉が閉じているからです。
 
若い人に声をかけると、若い人は、耳の扉がすぐに開きます。
 
だから、すぐにその話の内容を聞き取ることができます。
 
しかし、耳の遠いお年寄りに声をかけても、なかなか返事が返ってきません。
 
そのほかにも、「あ~、なに?」って、聞き返される場合もあります。
 
それは、そのお年寄りの耳の扉が、立て付けが悪くなって、
 
なかなか開かないからなんです。
 
 
 
 
 
 
そういう場合は、全く同じ話を、
 
文字通り、一字一句、同じ話をですね、
 
もう一度、そのお年寄りに向かって、
 
話しかけてください。
 
言い方を工夫しようとか、話し方がまずかったとか、
 
そういう考え方をしては、ダメです。
 
 
 
 
 
 
 
 
耳の遠いお年寄りが私たちの話を聞き返す場合は、
 
耳の扉が開きかけている時です。
 
同じ口調、文字通りの一字一句同じ話、
 
それを繰り返して話しかけることにより、
 
耳の遠い人の、耳の扉が、スムーズに開く可能性が大きいのです。
 
2回ではお年寄りに聞こえなければ、
 
3回、4回と、繰り返し、話しかけてください。
 
 
 
 
 
もし、話し方を変えたり、表現を工夫したりしたら、
 
その耳の遠いお年寄りからすれば、また新規に、耳の扉を
 
開き直さなくてはなりません。
 
それは、お年寄りにとっては、大変な負担になります。
 
 
 
 
 
 
 
ですから、私たちからすると、馬鹿馬鹿しく感じますが、
 
一字一句、そう、一字一句同じ話を、
 
繰り返し繰り返し、お年寄りに話しかけてやってください。
 
それで、コミュニケーションが改善する場合が多いです。
 
 
 
 
 
加齢による衰えを責めてはなりません。
 
そもそもこの種の問題は、私たちも歳をとって、
 
いずれは当事者になる可能性が大です。
 
明日は我が身、と言います。
 
人間同士、家族同士の助け合いとは、
 
まず、こういうところからではないでしょうか。