kazz の数学旅行記

数学の話題を中心に, 日々の知的活動の旅路を紹介します.

有限の立場での自然数論

数学ノートを新しく作りました.

 

不完全性定理の pdf

 

これは現在途中まで執筆中です.

 

タイトルは不完全性定理となっておりますが, 

 

まだ, 不完全性定理の本題には入っておらず, 

 

有限の立場での自然数論の定式化まで, 完了しております.

 

pdf 本文では,『超数学的自然数』という言葉を使っています.

 

又, 記号が特殊なのは, 有限の立場での自然数論と, 

 

後ほど定式化する形式的立場での自然数論とで, 

 

記号の区別を明確にしたいからです.

 

 

 

 

 

 

ここ 4週間くらいの間, 有限の立場での自然数論に基づき, 

 

素因数分解の存在とその一意性の証明を定式化しておりました.

 

有限の立場ということで, 帰謬法や排中律をむやみやたらと使えないので, 

 

定式化には, デリケートな注意が必要です.

 

しかし, 有限の立場の自然数論の世界では, 

 

形式的立場での自然数論と同様の性質が, たくさん成立します.

 

 

 

 

この pdf に関しては, この次の定式化は, 帰納的関数の理論を予定しています. 

 

しかし, ここで一旦, この pdf の執筆をお休みして, 

 

別の勉強に寄り道します.

 

 

 

 

文責: Dr. 加藤木 一好