kazz 数学ノート, research gate に up しました.
測度には大まかに, 二つの流儀があって, 可算加法的集合関数としての定義による
抽象測度と, テスト関数の空間上の連続線型形式としての Radon 測度があります.
大学では抽象測度をよく習いますし, 確率論で使われる測度も, 抽象測度です.
しかし, 解析学では, Radon 測度の役割が非常に重要です.
上記 pdf では大学レベルの数学の雑記帳として, さまざまな話題を扱う予定ですが,
今回は抽象測度と Radon 測度との関係, 確率測度について述べました.
なお, 今回の定式化では, 私のボホナー積分のノートも参考にしています.