学校の勉強でも会社の仕事でも、
『わからない事はそのままにしないで、質問しなさい』
と言われます。
しかし、指導を受ける側の人間が失敗した時、
なぜ失敗したのかと聞くと、
『わからなかったから』
と言う答えが返ってくる場合があります。
そう言う時に、指導する側が
『わからないならば、なぜ質問しないんですか?』
と、相手を問い詰めても、はっきり言って、無駄です。
なぜかと言うと、指導を受ける側にとっての
『わからない』
とは、
『気づかない』
ことだからです。
つまり、気づかずに、そのままやり過ごしてしまうのです。
だからこそ、質問が出来ないのです。
指導する側は、この点を理解していないと、誰を指導しても、上手くいくことはないでしょう。
私は教育経験が長いので、この種のことは、よく知っています。
文責:Dr. Kazuyoshi Katogi