kazz の数学旅行記

数学の話題を中心に, 日々の知的活動の旅路を紹介します.

勉強嫌いとの付き合い方

以下の記事は、教育上大切なことだと思いますので、

 

Yahoo! の僕のブログの 2016年10月22日の記事から転載します。

 

 

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人には誰しも、嫌いなものがあります。

 
嫌いなことであっても、自分の仕事や将来のために、
 
やらなくてはならないこともあります。
 
 
 
 
特に、自分の子供が勉強が嫌いな時、
 
どうやって、子供を勉強に取り組ませるか。
 
親子の場合は感情があるため、
 
なかなかうまくいくものではありませんが、
 
子供が勉強嫌いな気持ちを、
 
一旦は受け止めてあげると言うのは、
 
大事なことです。
 
そこがスタートになります。
 
 
 
 
 
 
勉強は嫌いでもいいんです。
 
しかし、やるべきこと、学校から要求されることだけは、
 
きちんとやっておきましょう。
 
嫌いなことでも、我慢してやっていると、
 
忍耐力が身につき、
 
それは、大人になってから、その子の大きな精神的財産となります。
 
そう言う方向性で、子供さんにお話ししてみてください。
 
勉強嫌いな気持ちを頭ごなしに否定するよりも、
 
ずっとマシです。
 
 
 
 
 
 
 
ただ、勉強するときは、
 
子供さんのやりやすいやり方で、
 
集中できる範囲の時間で、
 
自分のペースで、いいと思います。
 
焦ったり慌てたり、
 
そう言うのは、あまりよくありません。
 
 
 
 
 
宿題が終わらない時も、
 
極端な話、終わらなくていいんです。
 
勉強は子供さんのためにやるものです。
 
親の自尊心を満足させるためにやるものではありません。
 
学校では、子供さんは、先生にこう言えばいいのです:
 
「一生懸命やりましたけど、宿題は終わりませんでした。」
 
できないのは仕方ないんです。
 
子供さんが怠けているのを叱るのは構いませんが、
 
できないことを叱ってはなりません。
 
それは、親御さんにも、学校の先生にも、言えることです。
 
宿題が終わらないなら終わらないで、
 
それをありのまま、学校の先生にお伝えください。
 
その後の対策は、学校の先生に考えてもらいましょう。
 
親が見栄を張るために、宿題の答えを写すだけ、
 
そう言う愚かなことだけは、しないでください。
 
それは子供さんのためにはなりません。
 
 
 
 
 
 
子供たちへ、もう一度、申し上げます。
 
勉強は嫌いでもいいんです。
 
ただし、やるべきことは、我慢してやりましょう。
 
その我慢の練習が、あなたの将来、役に立ちます。
 
正しいやり方から大きく脱線しない限り、
 
自分のやりやすいやり方でいいのです。
 
無理をしたり、焦ったり、しないでください。
 
自分のペースでいいのです。
 
しっかり、身につけてください。